2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小委員会傍聴

たまたま都内に出かける用事があった翌日に、経産省の汚染水の審議会が開かれることになっていたので、傍聴に寄ってみることにした。報道で繰り返し伝えられている小委員会で、今回が最終であるということで、傍聴席は満席とまではいかずともかなりが埋まっ…

大衆の不満の総和量

昔、『説経節』を読んだ時に、大衆のルサンチマンのカタルシス的発露にひどく衝撃を受けた。『説経節』は、大衆芸能のひとつで語りもの文芸とも言われる。現在残っているものは、充分に芸能化し整った形となっているが、それでも、謡曲など作り手側の意図が…

うん、うん。

わかります、ではなく、同意や共感を示す言葉を見つけたいと思っているけれど、なかなか見つからない。わかったような気がしても、ほんとうはきっとわかっていない。わかっていなかったことに後から気づいて、ああやっぱりわかっていなかったんだ、と思う。…

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり

見るだけで気力が萎えてしまう言葉があって、ここのところは「ゆるせない」がその筆頭になる。あちらこちらで、いろんな人の「ゆるせない」を聞きすぎたせいだろうと思う。震災後最初に聞いてよく覚えているのは、東京でのとある飲み会だった。初対面の福島…

その数値は高いのか、低いのか

たいていの人はもう考えるのを止めてしまったのだろうけれど、いまでも、この数値は高いのか、低いのか、と考え込む。たとえば、3μSv/h という数字を見て、多くの人はどう判断するのだろうか。原発事故に関心をもたないで来た人には、判断のつかないただの数…

ひとりぼっち、というわけではないけれど

ひょんなことからSNSで目立つようなポジションになってしまって、SNSのよい面も悪い面も同じくらい身にしみて知っている、という理由で、自分の現実での交友関係はSNSでは言及しないようにしている。私の場合は、陰謀論的な意味合いでしつこくつきまとってい…