■存在の変容

( 放射能汚染は、人間の存在の有り様を変容させる作用があるのではないかとの直観。
  放射能、すなわち、核物理的世界は、日常感覚の延長では理解できない。
  日常生活に、これら、日常感覚と断絶したものがもたらされることによって、認識に対しても、これまでに経験した事のない異化作用がもたらされる。
  そのことの社会における意味は、「人文諸科学」において、丁寧に検証される必要がある。
  そして、それらをふたたび、日常の用語に置き直す必要性がある。
  これらの作業を行うのは、この事態に直面し、同時代に生きる人間の責務ではないか。)