2013-06-13 ■ からだの内に、水滴がしたたる。 繁茂するみどりが、絡みつく。 身動きができない。 うずくまる。 それがなにを意味するのかは、わかっている。 充分すぎるから。 言葉には、しない。 それも、日がさせば、忘れる。 大丈夫だ。 やがて、日がさす。 明るすぎる日ざしに、陰は、いっそう濃くなるだろう。 それでも、大丈夫だ。 たいていのものは、時間に回収され、いくつかは、時間の枠外に放擲される。 それだけのことだ。